当記事の執筆は、管理栄養士  白石香代子が担当しました。
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「脂肪燃焼スープダイエットが良いと聞くけれど、本当に痩せるの？」

確実に痩せるダイエット法として数年前から注目を浴びている、脂肪燃焼スープ。

そもそも脂肪燃焼スープダイエットとは、スープを使って体重を一気に落としていくダイエット方法です。

とはいえ、今まで様々なダイエットを頑張ってきたけど痩せられなかった、というあなたは、方法だけでなく効果が気になりますよね。

そこで今回は、脂肪燃焼スープダイエットの効果や方法をわかりやすく紹介いたします。成功するためのルールやレシピもお伝えいたしますので、ぜひ最後までお読みください。

脂肪燃焼スープに期待できる効果

脂肪燃焼スープをダイエットに取り入れると、短期間で脂肪を燃やす効果が期待できます。

そもそも、スープを使ったダイエット方法は海外の病院で考案・実施された方法といわれています。心臓外科手術の前に肥満の患者さんを無理なく減量させ、安全に手術を行うためのダイエット法だそうです。

脂肪燃焼スープダイエットのやり方をかんたんに説明すると、まずいつもの食事をスープに置き換えて摂取カロリーを大幅に減らします。その結果、目標体重までの減量を短期間に行えるのです。

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脂肪燃焼スープダイエットのやり方

上記でお伝えしたように、そもそも脂肪燃焼スープダイエットは肥満患者さんが手術可能なレベルになるまで減量していくものです。

つまり、脂肪燃焼ダイエットスープは短期集中のダイエット法ということを先に理解しておいていただければと思います。

目安として、ダイエットに取り組む期間は1週間になります。注意点として、体調面を考慮し1週間以上はやらないようにしましょう。

つぎに、1週間でどのようなものを食べたらよいのか、具体的にご紹介します。

1週間のスケジュールは？

それでは、どのようなスケジュールで進めていくのが良いのかご紹介します。

【脂肪燃焼スープダイエット/1週間の方法例】

上記スケジュールを参考に、まずは1週間「やり切る」強い気持ちで取り組みましょう。

ここで、脂肪燃焼スープと一緒に食べるものや食べてもよいものについて、2つポイントを紹介します。

ポイント①　じゃがいも・さつまいもの食べ方

2日目の夕食にプラスするじゃがいもとさつまいもの調理は、茹でるか蒸しましょう。

焼いたり、揚げたりといった油を使う方法は避け、調味料を付けずにそのまま食べるのがポイントです。バターやケチャップ、マヨネーズを付けると余計なカロリーを摂取してしまいます。

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ポイント②　茹で野菜の選び方

3日目と6日目にプラスする茹で野菜の食材には、ブロッコリーやほうれん草がオススメです。

じゃがいもなどの芋類やとうもろこしは、野菜でもカロリーが高いので避けましょう。

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ダイエットを成功させるにはルールを守ろう

脂肪燃焼スープダイエットを成功させるためには、5つのルールがあります。

脂肪燃焼スープの基本レシピを伝授！

それでは、スープを作ってみましょう。

脂肪燃焼スープダイエットでは使う材料が決まっているので、作りやすい分量を紹介しますね。

どれもスーパーで買える野菜ですね。脂肪燃焼スープは、この6つの野菜を基本として作ります。

なお、基本的に脂肪燃焼スープは食べすぎない範囲で、好きなだけ食べてOKです。できあがったスープは1食でも3食でも、お好きな量を食べていただいて大丈夫ですよ。

【簡単！脂肪燃焼ダイエットスープ】

〜調味料〜
・コンソメ　　適宜
・塩こしょう　適宜

【作り方】
①野菜を食べやすい大きさに切り、大きめの鍋に入れる
②野菜が浸る程度に水を入れ、火にかけて煮込む
③コンソメと塩こしょうで味をととのえて完成

味のアレンジ方法も知っておこう

毎日美味しく食べるために、スープに生姜やにんにく、お好みのスパイスを入れるのもオススメです。

カレー粉は良いですが、市販のカレールーは脂肪分が多いので避けたほうが良いでしょう。

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脂肪燃焼スープダイエットQ＆A

脂肪燃焼スープを始める前に、気になる疑問を解決しておきましょう。

Q1　痩せすぎることもあるの？

A1：脂肪燃焼スープのカロリーが非常にすくないため、目標体重以上に痩せる可能性もあります。

脂肪燃焼スープダイエット期間の1週間で、5～6kgも痩せるケースもあると考えられます。

なぜならスープのカロリーは非常に低く、かんたんに計算すると1日あたり500kcalほどしかカロリーを摂取しないからです。そのため、目標値以上に痩せる方もいらっしゃるでしょう。

しかし急激に体重が落ちた後、気をつけたいのがリバウンドです。

私たちの体は、急激な体重の減少は命の危険と捉えますので、元の体重に戻そうと働き始めます。

1週間の脂肪燃焼スープダイエット終了後は、自分の体の状態をよく確認してください。そして、少しずつ運動を開始したりバランスの良い食事を心がけたりしながら、健康な生活を送るとよいですよ。

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Q2　夜だけスープに置き換える方法でも良いの？

A2：夜だけでも十分効果は期待できるでしょう。

仕事の関係などで3食全てスープにするのは難しい場合は、夜だけスープに置き換える方法でもOKです。

個人差はありますが、夜だけの場合でも1週間で1～2kgほどの減量は見込めるのではないかと考えられます。

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Q3　トマトやセロリを入れなくてもOK？

A3：トマトやセロリに代わる食材を入れればよいですよ。

トマトやセロリは好き嫌いのわかれる食材ですよね。また、季節によっては先ほど紹介した基本の食材がそろわないこともあるでしょう。

そもそも脂肪燃焼スープダイエットの目的は、短期的に体内をデトックス(※)して痩せることです。

(※)体にたまった老廃物を排出すること

そのため、体の中の老廃物を排出する作用が期待できる食物繊維やカリウムを多く含む野菜を取り入れることが大切です。

トマトやセロリなどは以下の食材で代用できますので、参考にしてしてくださいね。

Q4　豆腐や豆乳は使ってもいいの？

A4：脂肪燃焼スープを開始してから5日目と6日目であれば、豆腐や豆乳を使っても問題ありません。

豆腐や豆乳は肉や魚同様、たんぱく質を多く含みます。

たんぱく質は筋肉の材料となる栄養素です。ダイエットをしながら基礎代謝を落とさないためには、食事にたんぱく質を取り入れることが大切なのです。

つまり豆腐や豆乳は、食べ過ぎない範囲であれば取り入れてもよいでしょう。

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Q5　ゆで卵はOK？

A5：豆腐や豆乳と同様、ゆで卵も食べてよいです。

その場合、肉を食べてよい日である5日目と6日目に食べるようにしてくださいね。

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まとめ

以上、脂肪燃焼スープはスープを利用した短期集中型のダイエットだとわかりました。

脂肪燃焼スープダイエットの効果は、摂取カロリーをカットして体重を減らし、体内をデトックスして痩せることです。

そこで食事をスープに置き換えることはもちろん、体の中の老廃物を排出する作用が期待できる食物繊維やカリウムを多く含む野菜の使用が大切です。

基本の野菜は、キャベツ・にんじん・玉ねぎ・ピーマン・セロリ・トマトの6種類ですが、ほかの野菜でも代用可能なのでご安心ください。

また、下記に脂肪燃焼スープダイエット期間中のルールをまとめますね。

何度ものお伝えになりますが、期間は1週間ということをお忘れなく。

それでは、当記事があなたのダイエットに役立つと幸いです。

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参考文献
文部科学省　日本食品標準成分表2020年版
岡本式脂肪燃焼スープ１週間プログラム　AERA 2020年1月号