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しそジュースの効能・効果を大公開~お手軽レシピもご紹介します~

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しそジュースの効能・効果を大公開~お手軽レシピもご紹介します~

当記事の執筆は、管理栄養士  佐藤久美が担当しました。
*シンクヘルスブログ監修・執筆者情報一覧はこちらをご覧ください

鮮やかな色が目を引くしそジュース、あなたは飲んだことがありますか?

しそジュースの原材料となる赤しそは、旬の時期(6~7月)にしか出回らないので夏の風物詩ともいえるでしょう。

さっぱりしていて暑い日にぴったりのしそジュースですが、健康によいイメージはあっても「具体的にどのような効能があるのか」ご存じない方もいらっしゃると思います。

そこで今回はしそジュースの効能効果を詳しく解説し、オススメの飲み方をお伝えしていきます。

甘さ控えめなしそジュースレシピもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

しそジュースの効能

しそジュースの効能

さわやかな味わいと鮮やかな色が特徴的なしそジュース。その原材料である赤しそには、体に嬉しい効果が期待できます。

早速、赤しそにどのような効能があるのか見ていきましょう。

血圧への効果

赤しそはカリウムが豊富ですので、血圧が気になる方にオススメです。

なぜなら、カリウムには体内のナトリウム(塩分)を排出し、血圧を下げる働きがあるからです

花粉症対策に

赤しそには、アレルギー症状の緩和が期待できる「ロズマリン酸」が含まれます

しかし、アレルギー症状緩和のために赤しそをたくさん食べることは大変です。しそジュースを活用すると手軽に赤しその栄養を補給できるので、花粉症や鼻炎などのアレルギー症状のある方はぜひお試しください。

ダイエット中にオススメされる理由

先ほどアレルギー症状の緩和が期待できるとお伝えしたロズマリン酸は、脂肪酸や糖の利用を促進させてエネルギー消費を増加させることもわかってきました。

そのためダイエット中にしそジュースがオススメされることもあるようですが、実はまだヒトや動物の体内での効果は解明されていません。

またしそジュースはあくまでも嗜好飲料です。ダイエット効果を過度に期待せず、間食としてしそジュースを活用するとよいでしょう。

オススメの飲み方

オススメの飲み方

次に、しそジュースの栄養を効率よく摂取する飲み方をご紹介します。

適量を飲む:カリウムの過剰分は尿中に排泄されるため、一度にたくさん飲むよりも1日1杯を目安に飲むことをオススメします。
油物を食べる時に飲む:ロズマリン酸は脂溶性のポリフェノールです。しそジュースには油脂が含まれないので、食事や間食時に一緒に飲むと吸収されやすくなるでしょう。
朝~夕方までに飲む:砂糖が入っているしそジュースを夜に飲むと、使われなかったエネルギーが脂肪として体に蓄積されます。活動量の多い日中に飲むようにしましょう。

しそジュースを飲み過ぎるとどうなる?

しそジュースを飲み過ぎるとどうなる?

しそジュースの飲み過ぎは太る原因となったり、血糖値が高くなる可能性があります

なぜなら、しそジュースは保存性を高めるために砂糖が多く使われているからです。参考までに砂糖(上白糖)は100gあたり391kcal、糖質は99.3g(利用可能炭水化物計の値)とカロリー、糖質がとても高い調味料です。

そして長期保存可能なしそジュースを作るには、水1000mlに対して砂糖を250g以上入れる必要があります

つまり100mlのしそジュースには砂糖が25gも入っており、それを100mlの水や無糖の炭酸水で割って飲んだとしても、加糖炭酸飲料(200mlあたり糖質12g前後)の倍以上の糖質が含まれます。

また、しそジュース100mlのカロリーは100kcal程度です。したがって喉が渇くたびに水分補給としてしそジュースを飲むと、カロリーや糖質の過剰摂取となるので注意しましょう。

参考記事:砂糖のカロリー&糖質は本当に高い?~砂糖を摂ると太るのか徹底検証〜

しそジュースの作り方

しそジュースはしその葉を煮出すだけなので、家庭でも簡単に作ることができます。

なお今回ご紹介するしそジュースは甘さ控えめなので、好みに合わせて甘味料の量を調整してください。

【甘さ控えめな赤しそジュース】

しそジュース

 

【材料】~作りやすい分量~
・赤しそ(葉)     150g
・ラカントなどの甘味料 80g
・水          1000ml
・クエン酸       10g

 

【作り方】
①赤しその葉を茎から外し、水で洗う。
②大きめの鍋で水を沸騰させ、①の赤しそを入れて葉の色が緑色になるまで5分ほど煮る。
③②をざるでこして、さらに赤しその汁気もしっかり押し出す。
④③でこした液を鍋に戻して、甘味料を加えたら火にかける。
⑤④の灰汁を取りながら5分煮たら火を止めて、クエン酸を加えよく混ぜたら完成。

青じそでも作れるのか

青じそでも作れるのか

青じそでもしそジュースを作ることができます青じそジュースは赤しそで作ったものよりも、しその香りが広がりますよ。

まとめ

以上、しそジュースの効能・効果をご紹介しました。

体に嬉しい栄養素が入ったしそジュースですが、砂糖が多く使われているので飲み過ぎには注意しましょう。

今回ご紹介したレシピを参考に、甘さを抑えたしそジュース作りにもチャレンジしてみてくださいね。

それでは当記事が、あなたの健康維持のお役に立てば幸いです。

なお、弊社の開発する無料アプリ・シンクヘルスでは体重・カロリー&糖質を含む、食事・血糖値などの記録がカンタンにできます。日々の健康管理でぜひ活用してみてください。

参考文献
JAグループ シソ(紫蘇)
J-STAGE アレルギー性鼻炎モデルラットに対するロズマリン酸の効果
農研機構 シソ科植物に含まれるロスマリン酸は筋細胞のエネルギー消費を促進する
KAGOME VEGEDAY しそジュース作り方!味わい方3選と、長期保存のコツは砂糖の量

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