大人気の韓国焼酎「チャミスル」のカロリーと糖質~太るのかも解説~
当記事の執筆は、管理栄養士 前間弘美が担当しました。
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韓国ドラマでよく見かける、緑の小瓶に入ったお酒「チャミスル」。
本場韓国では、お酒が飲める年齢になった当日にチャミスルで乾杯するのが流行りなんだとか。
一方、日本では数年前から続いている「韓流ブーム」にここ最近の「焼酎ブーム」が加わり、チャミスルが爆発的な人気商品となりました。
さて、日本の焼酎は糖質ゼロのためダイエットに励む方々を中心に人気ですが、韓国焼酎のチャミスルの糖質量はどうでしょうか。
そこで、今回はチャミスルのカロリーと糖質量についてお伝えいたします。種類別の適量も解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
チャミスルのカロリーと糖質(1本あたり)
韓国焼酎「チャミスル」のカロリーと糖質について、下の表にまとめました。
チャミスルの種類 | カロリー | 糖質 |
チャミスルfresh | 374kcal | 5.4g |
チャミスルマスカット | 410kcal | 36.7g |
チャミスルトクトク(マスカット) | 206kcal | 42.4g |
*1本あたり
商品や公式サイトに載っていないため、発売元に問い合わせをして教えていただきました(2022.07時点)。
チャミスルのカロリーと糖質は高い?
チャミスルのカロリー・糖質量は種類によって異なります。
カロリー | 糖質 | |
チャミスル | 104kcal | 1.5g |
ビール | 39kcal | 3.1g |
日本酒(純米) | 102kcal | 3.7g |
焼酎 | 206kcal | 0g |
*100mlあたり
*チャミスルはチャミスルfreshの値を使用
参考までに、チャミスルfresh(フレッシュ)は360ml容量なので、1本飲み干すとカロリーは374kcal、糖質は5.4gです。
そして上の表にあるように、チャミスルは焼酎ということもあり糖質が低め。ところが日本の焼酎と比べると、カロリーは半分程度で糖質はゼロではありません。同じ「焼酎」という名前ではあるものの、別物と考えた方がよいでしょう。
なお、焼酎といえば日本ではちびちびと飲む方が多いですが、韓国ではロックでグイッとあおるのが主流です。
しかし本場にならった飲み方をしてしまうと、量をたくさん飲むことにつながってしまうので気を付けましょう。
参考記事:焼酎のカロリー&糖質は高い?〜ダイエットにも良いのか比較をまじえ検証〜
フレーバー付きチャミスルのカロリー&糖質量
フレーバー付きチャミスルにはいくつか種類があります。
表にまとめましたのでご覧ください。
カロリー | 糖質 | |
マスカット | 114kcal | 10.2g |
グレープフルーツ | 112kcal | 9.6g |
すもも | 114kcal | 10.1g |
ストロベリー | 113kcal | 10.0g |
ピーチ | 110kcal | 9.4g |
※製品100mlあたり
参考までに、フレーバー付きチャミスルは1本(360ml)あたり、おおよそ410kcal、糖質は36gです。
上の表の通り、フレーバー付きチャミスルはチャミスルfresh(フレッシュ)と比べて、カロリーはわずかに高く、糖質はかなり多いとわかりますね。
そのため、糖質を気にされる方はフレーバーが付いていないものを選びましょう。
微炭酸&低アルコールの「チャミスルトクトク」のカロリーは?
カロリー | 糖質 | |
マスカット | 75kcal | 15.4g |
すもも | 74kcal | 15.2g |
※製品100mlあたり
チャミスルトクトクは1本(275ml)あたりカロリーは206kcal、糖質は42g程度あります。
上の表からわかる通り、ほかのチャミスルに比べるとカロリーは低く糖質はとても多めです。
飲み口が優しいので2本目も飲みたくなりますが、1本飲み干すだけでも糖質量がかなり多いため、注意しましょう。
チャミスルは体に悪いのか
チャミスルが体にわるいという噂を耳にすることはありますが、チャミスルだけではなくどのようなお酒でも飲みすぎると体に悪いです。
ところでお酒の飲みすぎについては、酔いの具合で判断するものではなく「純アルコール量」から割り出します。
厚生労働省の示す指標によると、節度ある適度な飲酒は「1日平均純アルコール量で20g程度」とされています。
それでは、純アルコール量20gとは実際にどれほどの量なのか見ていきましょう。
お酒の種類(アルコール度数) | 純アルコール20gに相当する量 |
ビール(5%) | ロング缶1本(500ml) |
チューハイ(7%) | 缶1本(350ml) |
ワイン(14%) | グラス2杯弱(200ml) |
日本酒(15度) | 1合(180ml) |
焼酎(25度) | グラス1/2杯(100ml) |
ウイスキー | ダブル1杯(60ml) |
上の表からわかる通り、アルコール度数が高くなるにつれて飲める量が少なくなります。
つづいて、チャミスルは種類によってアルコール度数が違うため、それぞれの適正量を見ていきましょう。
チャミスルの種類(アルコール度数) | 純アルコール20gに相当する量 |
チャミスルfresh(16%) | 1/2本弱(150ml) |
フレーバー付きチャミスル(13%) | 1/2本強(190ml) |
チャミスルトクトク(5%) | 2本弱(500ml) |
チャミスルフレッシュとフレーバー付きチャミスルはアルコール度数が高めなので、1/2本程度が適量といえます。
なおチャミスルトクトクはアルコール度数が低いため、純アルコール量から見ると2本弱飲める計算になります。しかし糖質が多いことから、肥満防止のためには1本に抑えたほうが良さそうです。
参考記事:【医師監修】高血圧を予防する生活習慣とは~5つのポイントを各分野の専門家が解説~
チャミスルは焼酎だから太りにくい?
いいえ、そのようなことはありません。
アルコールはしばしば、「空っぽのカロリー」や「エンプティカロリー」と表現されることがあります。そのせいでアルコール自体にはカロリーが無いと思われている方がいますが、それは誤解です。
アルコールは1gあたり7.1kcalあり、糖質やたんぱく質1gあたりのカロリー(4kcal)よりはるかに高いです。
つまり、アルコール度数の高いお酒はアルコールの割合が多いので、その分カロリーが高くなるのです。
加えて、チャミスルには砂糖が添加されているので、どちらかといえば太りやすいお酒に入ると言えるでしょう。
参考記事:【医師監修】血糖値とダイエットの関係~急上昇を防ぐ食べ方で太りにくい食生活に~
まとめ
以上、韓国焼酎「チャミスル」のカロリーと糖質についてお伝えいたしました。
それぞれ1本あたりのカロリー・糖質量は、
・フレーバー付きチャミスルのカロリーはおおよそ410kcal、糖質は36g
・チャミスルトクトクのカロリーはおおよそ206kcal、糖質は42g
でした。
なおチャミスルfreshとフレーバー付きチャミスルはアルコール度数が高めなので、1/2本程度が適量といえます。
チャミスルトクトクはアルコール度数が低いため、純アルコール量から見ると2本弱飲める計算になります。しかし糖質が多いことから、1本に抑えたほうが良いと考えられます。
それでは、当記事を参考に、週2回程度の休肝日を作りつつ適量を守って楽しみましょう。
なお、弊社の開発する無料アプリ・シンクヘルスでは体重・カロリー&糖質を含む、食事・血糖値などの記録がカンタンにできます。日々の健康管理でぜひ活用してみてください。
参考文献
厚生労働省 e-ヘルスネット
文部科学省 食品成分データベース