メロンパンのカロリー・糖質は高い?~ダイエット中の注意点などポイント解説~
当記事の執筆は、管理栄養士 前間弘美が担当しました。
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甘くてサクサクのクッキー生地と、ふんわりしたパン生地のハーモニーで、不動の人気を誇るメロンパン。
朝食で食べるほか、忙しい日の昼食にメロンパンを選ぶ機会もありますよね。チョコチップ入りやメープル味など、さまざまな種類が楽しめる点も、メロンパンの魅力の一つといえます。
メロンパンは、やはりイメージ通りカロリー・糖質ともに高めです。
そこで今回は、メロンパンのカロリーおよび糖質について解説します。ダイエット中にメロンパンを食べたくなった時のポイントについても解説しますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
メロンパン1個あたりのカロリー・糖質
一般的なメロンパン1個(82g)あたりのカロリーは286kcal、糖質は49.7gと、よくある食べ物の中でも高めです。
メロンパンは、パン生地にクッキー生地を乗せて作ります。クッキー生地は、バターと砂糖、小麦粉が主原料ですので、一般的なパンと比較して糖質と脂質が多くなります。
参考までに、6枚切り食パン1枚(60g)のカロリーは149kcal、糖質は28.9gです。メロンパンは食パンと比べてカロリー・糖質ともにはるかに高いといえますね。
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あんパンやカレーパンと比べるとどうか
では、メロンパンのカロリー・糖質を代表的な菓子パンである、あんパンやカレーパンと比較してみましょう。
(1個あたり) | カロリー(kcal) | 糖質(g) |
メロンパン | 286 | 49.7 |
あんぱん | 205 | 48.0 |
カレーパン | 374 | 29.5 |
※あんぱんとカレーパンの糖質量は利用可能炭水化物量計の値
上記の通り、メロンパンのカロリーは、あんパンより高く、カレーパンより低めです。一方、糖質はあんパンと同程度で、カレーパンより高めであることがわかります。
カレーパンのように油で揚げたパンや、メロンパンのようにバターが多く使われたパンは脂質が多いため、カロリーが高くなります。さらに、メロンパンやあんパンのように砂糖がたっぷりと使われた甘い菓子パンは、糖質が高めです。
菓子パンを2個、3個と食べると、知らず知らずのうちにカロリー・糖質を摂り過ぎてしまいますので、注意しましょう。
チョコチップメロンパンのカロリーと糖質
メロンパンの種類として、チョコチップメロンとメープルメロンパンも人気ですね。一般的なチョコチップメロンパンのカロリーと糖質は、プレーンタイプのメロンパンよりも高くなります。
お察しの通り、チョコチップのカロリーが追加される分、高カロリー・高糖質となってしまいます。商品によって差はありますが、チョコチップメロンパンのカロリーは、450~550kcal程度です。
また、メープルメロンパンも、メープルシュガーが追加される分、カロリーと糖質が高くなります。商品によって異なりますが、メープルメロンパンのカロリーは400kcal程度です。
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ダイエット中にメロンパンは食べてもOK?
ダイエット中は、メロンパンのような菓子パンはできるだけ避けましょう。
メロンパンは、たしかにパンの一種ではありますが、すでにお伝えした通り、食パンと比較してカロリー・糖質ともにグッと高くなってしまいます。
メロンパンを食べるとすぐさま体重に影響が出るとは限りませんが、必要以上にカロリーを摂りすぎると、余ったカロリーは中性脂肪として体内に溜まってしまいます。
そのため、メロンパンはあくまで嗜好品として捉えていただき、ご飯やパンの代わりに主食として食べることは避けるべきです。どうしてもメロンパンが食べたいときにはお楽しみの間食として、たまに食べる程度にしましょう。
カロリー・糖質のより高いチョコチップメロンパンやメープルメロンパンは避けて、多くても1日に1個までにすることをおすすめします。
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ミニメロンパンを活用しよう
ダイエット中であっても、どうしてもメロンパンが食べたいときもあるかと思います。そのようなときはメロンパンの1/3~1/4程度の大きさである、ミニメロンパンを活用してみてはいかがでしょうか。
ミニメロンパンのカロリーは商品によって異なりますが、1個あたり100kcal程度に抑えられます。とはいえ、ミニメロンパンは何個も食べると、通常のメロンパンよりも高カロリーになる恐れがあります。小さいからといって、食べ過ぎないよう気をつけましょう。
糖質制限中は食べられるのか
糖質制限中の場合は、メロンパンの量を意識するとよいですね。
間食において、血糖値に影響を与えにくい糖質の目安量は10g以下です。そのため、メロンパンならおよそ1/4~1/5個が適量になります。
そこで糖質制限中は、メロンパンの量を減らすか、ミニメロンパン1/2~1個程度食べることをおすすめします。
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メロンパンの栄養成分
メロンパンの栄養成分として多く含まれるものは、糖質です。
糖質は、脂質と比較して分解と吸収のスピードが速いため、即効性のエネルギー源となります。そのため、スポーツをする前のエネルギー補給として、糖質は重宝されるのです。
しかしながら、摂りすぎた糖質は、中性脂肪として体に蓄えられてしまうため、糖質の摂りすぎは肥満の原因となってしまいます。
なお、糖質は体のなかでそのままエネルギーとして利用されるわけではなく、さまざまな化学変化を通して体のエネルギーに変換されます。エネルギーに変換する際には、ビタミンB1が必要ですので、糖質と合わせてビタミンB1を摂るとよいですね。
ビタミンB1は、豚肉やレバー、にんにく、卵などに多く含まれますよ。
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まとめ
以上、メロンパンのカロリーや栄養素についてご紹介しました。メロンパンは、イメージ通りカロリーと糖質が高めだとわかりましたね。
そのため、ダイエット中はメロンパンをできるだけ控えるべきです。どうしても食べたいときは、間食としてたまに食べる程度ならよいでしょう。
また、1回に食べる量は多くても1個までです。また、チョコチップメロンパンやメープルメロンパンのように、カロリー・糖質がさらに高い種類のメロンパンは控えることをオススメします。
また糖質制限中は、間食に食べるメロンパンの量を1/4個~1/5個にするといいですね。
それでは当記事が参考となり、たまのお楽しみ程度にメロンパンを楽しんでいただければ幸いです。
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参考文献
文部科学省 食品成分データベース
カロリーSlism
厚生労働省 e-ヘルスネット 炭水化物/糖質