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柿は栄養が豊富!〜効能や食べ過ぎに注意すべき理由について解説〜

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柿の栄養と効果効能を管理栄養士が解説!〜美味しくても食べすぎには注意しよう〜

当記事の執筆は、管理栄養士  前間弘美が担当しました。
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秋は、様々な果物が旬を迎え、美味しくなる季節です。その中でも、きれいなオレンジ色が目を引く柿は、秋を代表する果物。

生の柿はみずみずしくサクッとした食感がおいしく、干し柿にすると甘みが増して、また違った味わいですね。

昔から「柿が赤くなると、医者が青くなる」ということわざに使われるように、柿は栄養価の高い果物です。とはいえ食べ過ぎには注意が必要です。

それでは、柿の栄養と効果効能について解説いたします。食べ過ぎるとどうなるかもお伝えしますので、どうぞ最後までご覧ください。

柿の栄養成分と効能

柿に含まれる主な栄養素には、ビタミンC、β₋カロテン、カリウム、食物繊維があります。

ビタミンCβ₋カロテンカリウム食物繊維
柿1個あたり140mg840μg340mg3.2g

※柿1個は200gで換算

それでは、これらの栄養素の効果効能について詳しく説明いたします。

コラーゲンの生成に欠かせないビタミンC

ビタミンCは、体の皮膚や腱、軟骨などを構成するタンパク質である、コラーゲンの生成に必要なビタミンです。

ビタミンCが不足すると、コラーゲンが合成されず血管がもろくなったり、皮膚や骨、歯など体のさまざまな部分において不調を招きます。

また、ビタミンC には抗酸化作用があり、動脈硬化予防、老化防止にも有効です。さらには、美肌効果や免疫力を高める働きもあります。

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抗酸化作用のあるβ₋カロテン

β₋カロテンは、体の中でビタミンAに変わる栄養素です。皮膚や粘膜の健康を維持したり、抵抗力を強める働きがあります。

また、抗酸化作用がある栄養素で、老化防止の効果も期待できます。

血圧調整に役立つカリウム

カリウムには、体内の塩分を体の外に排出する作用があります。余分な塩分が排出されるので、血圧を下げる効果が期待できます。

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腸内環境を整える食物繊維

柿に含まれている食物繊維の多くは、不溶性食物繊維です。不溶性食物繊維は、水分を吸収して便の量を増やします

便の量が増えることにより、排便がスムーズになり、便秘対策に効果的です。また、食物繊維には腸内環境を整える作用もあります。

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完熟柿になると栄養成分に変化はあるのか

柿は完熟しても、栄養成分に大きな変化はありませんが、食感は柔らかくなり、味は甘みが増します。

実のところこの変化には、食物繊維の一種である「ペクチン」が関わっています。

果肉の細胞どうしを結びつける役割があるペクチンは、実が固いうちは不溶性です。

熟してくると水溶性に変わって溶けだし、細胞の結びつきがなくなり、実が柔らかくなるのです。

さらに、柿は完熟させることにより渋みが抜けて甘みが増します

柿の渋みはタンニンの成分が原因

柿の渋みは、水溶性の「タンニン」という成分によるものです。タンニンは水に溶けやすいため、口の中の水分で溶けると渋みを感じます。しかし、熟すると不溶性のタンニンへと変化するため、渋みを感じなくなります。

タンニンはポリフェノールの一種で抗酸化作用があり、生活習慣病や老化を予防が期待されている栄養素です。

甘柿と渋柿、どう食べる?

甘柿と渋柿、どう食べる?

柿には、甘柿と渋柿の2種類があります。生のまま食べるのは甘柿です。

渋柿はそのまま食べられないので、干し柿にして渋みを抜いてから食べるのが一般的ですね。

皮ごと食べたほうが栄養分は多いか


栄養素を少しでも多く取り入れたいと思うのであれば、皮ごと食べたほうがよいでしょうまた柿の栄養素が多く存在するのは、皮と実の間の部分です。

とはいえ柿の皮は少し固く、食べにくさを感じる方も多いと思います。そこでできる限り皮を薄くむくようにすると、残る栄養素が多くなるので意識してみてください。また、熟した柿は皮も柔らかくなるので食べやすくなります。

生の皮を食べることに抵抗がある場合は、少し調理して食べるのもオススメですよ。

・柿の皮をてんぷらにする
・柿の皮チップスにする
・細かく刻んでジャムにする
・クッキーやパウンドケーキなどに混ぜ込む

干し柿の栄養と効能

柿は、干し柿にすることで栄養成分が変化します生柿と干し柿の主な栄養成分を下の表にまとめました。

※100gあたりビタミンCβ₋カロテンカリウム食物繊維
生柿70mg420μg170mg1.6g
干し柿2mg1400μg670mg14.0g


干し柿にする調理の過程で
ビタミンCが減る一方、β₋カロテン、カリウム、食物繊維は大幅に増加することがわかりますね。

つまり、水分が減り栄養成分が濃縮された干し柿は、生柿に比べ栄養素を効率よく摂取できます例えば食物繊維に関しては、干し柿2個(約60g)で1日の目標摂取量の約80~90%が補えます。

また干し柿に含まれる食物繊維は不溶性のものが多いので、腸内環境を整え、お通じの改善に効果的です。

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柿を毎日食べたり食べ過ぎは注意が必要?

柿の食べ過ぎには注意が必要です。柿は、食べ過ぎると腹痛や下痢の原因になったり、一度に大量の柿を食べることによって「胃石」ができることがあります。

「胃石」は、胃の中に石のような固い塊ができてしまう症状のことです。めったに起こることではありませんが、タンニンを多く含む食品である柿は、胃石ができやすい食品です。

胃石ができると、吐き気や腹痛を引き起こすほか、胃潰瘍や腸閉塞の原因になることもあります。

柿の食べ過ぎによってこのような症状が起こることを知ると、怖くて食べられないと思う方もいらっしゃるでしょう。

しかし、柿には体にとってよい栄養素がたくさん含まれています。1日に食べる量は、多くても普通サイズの柿ならば2個程度にし、食べ過ぎないようにしましょう

※お子さんや妊娠中の方の場合は、普通サイズの柿半分~1個程度が目安です。

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まとめ


柿は体にとって必要な栄養素を多く含む食材であるとわかりました。

また、生柿を食べる場合と干し柿を食べる場合とで栄養成分が変わるので、摂取したい栄養素に合わせた食べ方をするのもよいのではないでしょうか。

しかし、多くの食べ物がそうであるように、柿も一度に大量に食べることは好ましくありません。適量を守りつつ、美味しい柿を食べることで秋の味覚を味わってみてください。

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参考文献
文部科学省 食品成分データベース
日本人の食事摂取基準(2025年版)
公益財団法人長寿科学振興財団  健康長寿ネット
徳島県医師会 健康相談 胃石
農林水産省 甘柿と渋柿の違いについて、教えてください。

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