当記事の執筆は、管理栄養士  白石香代子が担当しました。
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「今日は同僚とガストでランチなんだけど、ダイエット中だからヘルシーにいきたいなぁ」

気軽に楽しめるファミリーレストラン、ガスト。ドリンクバーもあり、食事だけではなくカフェとして利用するケースもありますよね。

リーズナブルで幅広い品揃えが嬉しいガストですが、ヘルシーメニューとなると少し難しく感じるかもしれません。

そこで今回は、ダイエット中でも安心して楽しめるガストメニューについてご紹介することにしました。

賢く美味しく、ガストを満喫する秘訣を分かりやすくお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください！

ガストは比較的カロリー高めなメニューが目立つ

ガストのメニューには、それぞれのカロリー表示が書かれています。

大まかではありますが、ご飯やスープを除くメインメニューのみで500kcalほどの比較的低いものから、1000kcalを超える高カロリーなものまで、じつにさまざまなラインナップがあります。

メインメニューにご飯やスープのセットメニューを付ける場合、必要に上にカロリーを摂り過ぎてしまうことも。

参考までに、デスクワーク中心、通勤時の移動や家事を行う30・40代女性の場合、1日の推定必要カロリーは2,050kcalですので、1食あたり680kcalが目安です。

もちろん、昼食で多めに摂りすぎたカロリーは夕食で調整もOKなのですが、ダイエット中はできる限り、目安カロリー内に収めたいですよね。

では、どうすればよいのでしょうか。まず、メニュー選びについて見ていきましょう。

ガストでランチ！コツやポイントを抑えて賢くヘルシー

私たちは通常、最初にメイン（主菜）を選ぶことになるかと思いますが、ダイエット中は

を選ぶようにするとよいです。

また、ガストのランチメニューではハンバーグ系が目立つようですが、ハンバーグに使われるひき肉には脂質(※)が多く含まれるため、ダイエット中はあまりおすすめしません。

(※)脂質はたんぱく質や炭水化物より2倍以上の栄養エネルギーを持っています。そこで脂質を減らすことは、全体の摂取エネルギーを減らすにはとても効果的な方法です。

また、当然揚げ物などはカロリーが高いため、ダイエット中は避けたほうがよいでしょう。

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ご飯の量は少なめで

ガストに限らず、レストランの定食メニューで提供されるご飯は思ってるよりも量が多いです。

通常ごはん茶碗1杯は150kcalで252kcalなのに対し、普通盛りで200g前後で336kcal、大盛りになると250gで420kcalになることも。そのため、ご飯はあらかじめ少なめで注文するとよいでしょう。

ご飯の量を減らすと料金が割り引くサービスもあるようなので、お財布にも優しいですよ。

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おすすめのガストメニューを紹介

ではどのようなメニューを選べばよいのか、具体的に例を挙げながらお伝えしてまいりましょう。

チキテキ若鶏のピリ辛スパイス焼き

スパイスの味がやみつきになりそうな、ボリュームのある鶏肉の焼き物です。

カロリーは776kcalと高めではありますが、たんぱく質が43.0gと多いため食べ応えもあり腹持ちもよいです。

なお、カロリーをより減らしたいときは鶏の皮を残すことがおすすめですよ。たとえば100gあたりでの比較では、皮なしの鶏もも肉は皮ありのものに比べて、カロリーが約40%もカットできます。

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ミートドリア

少し軽めでもOKであれば、ライトミールのメニューもよいでしょう。なかでもミートドリアは少量でも濃厚な味付けなので満足感がありオススメです。

チーズ入りでこってりしたイメージがありますが、ガストのドリアは小さめなこともあり、484kcalしかありません。

サラダなどを一緒に注文すれば、バランスの取れた食事がとれますよ。

セットメニューにも一工夫

ガストには8種類ものセットメニューがあります。

お好みで選びたいところですが、ダイエット中は豚汁和食セットもしくは蒸し鶏サラダ（s）＆ドリンクバーがよいでしょう。

なぜならこのセットですと、主菜で不足しがちなビタミンやミネラル（体の調子を整えたり、代謝UPを促進してくれたりする）を補うことができるからです。

ちなみにポタージュスープのついたセットメニューもありますが、一般的にポタージュスープは牛乳や生クリームを使うことが多いため、野菜スープなどと比べるとカロリーが高めです。またとうもろこしが主体となると、糖質も若干高めになります。

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ドリンクバーをつけてお得に楽しむ

「30種類ものドリンクが飲み放題」というガストのドリンクバー。色々な種類な飲み物を、値段を気にせず好きなだけ楽しめるところがよいですよね。

しかし、比較的高カロリーな飲み物もあります。例えば冷たいドリンクですと、コップ1杯（150ml）あたり、コーラは約68kcal、オレンジジュースは約64kcalです。またホットドリンクでは、ミルクココア（140ml）は80kcal、カフェオレ（加糖/200ml）で110kcalもあるのです。

ダイエット中は無糖の紅茶やコーヒー、ハーブティーなどを選ぶと安心ですね。

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まとめ

以上、ガストでのヘルシーランチについてご紹介しました。

まとめますと

の3点がポイントとなります。

また、すでにお伝えしたようにご飯を少なめにすることも可能ですので、このようなシステムも上手く活用するとよいですね。

とはいえ、カロリーや糖質のことばかりを考えて、食事がストレスになってしまうのはよくありません。ダイエット中の場合も、ご自身のほどよい量やタイミングで、工夫しましょう。

それでは当記事が参考となり、ガストでの食事を楽しんでいただければ嬉しいです。

なお、弊社の開発する無料アプリ・シンクヘルスではカロリー&糖質を含む食事・体重・血糖値などの記録がカンタンにできます。日々の健康管理でぜひ活用してみてくださいね。

 
参考文献
文部科学省　食品成分データベース
日本人の食事摂取基準 2020年版
富士フイルムファーマ株式会社　食品中の糖質含有量の目安
スカイラークグループ ガスト メニュー