ジンジャーエールのカロリーと糖質は高い?~ダイエット中の楽しみ方を解説~
当記事の執筆は、管理栄養士 松原知香が担当しました。
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アルコールの代用品として生まれ、ノンアルコールシャンパンとして人気を集めたジンジャーエール。
ジンジャーエールはそのまま飲んでも、カクテルとしても楽しめる炭酸飲料です。ジンジャーエールはのど越しがよいのでグビグビと飲んでしまいがちですが、カロリーや糖質が気になる方も多いと思います。
そこで今回は、ジンジャーエールのカロリーや糖質について詳しくお伝えしていきます。
ジンジャーエールやカクテルに使用できる「ジンジャーシロップ」の作り方もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ジンジャーエールのカロリーと糖質
ジンジャーエール1杯(約190ml)のカロリーは68.4kcal、糖質は18.0gです。
使われる砂糖の量によってカロリーや糖質量は前後しますが、市販されているジンジャーエールのカロリーも同じくらいです。
参考までに代表的な炭酸飲料であるコーラとのカロリー、糖質を比べてみましょう。
※100gあたり | カロリー(kcal) | 糖質(g) |
ジンジャーエール | 36 | 9.0 |
コーラ | 46 | 11.4 |
上の表より、ジンジャーエールはコーラよりもカロリー糖質共に低いことがわかりますね。
そしてそれぞれペットボトル1本分(500ml)に換算すると、カロリーや糖質の差はさらに広がります。したがってダイエット中に飲む場合は、コーラよりもジンジャーエールの方がよいでしょう。
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飲むと太る?カロリー・糖質は角砂糖何個分か
ジンジャーエールのカロリーや糖質はコーラよりも低いですが、飲みすぎれば太ります。
参考までに、ペットボトル1本分(500ml)のジンジャーエールのカロリーは180kcal、糖質は45.0gで、角砂糖(3g)およそ15個分の糖質が含まれています。
1日1本飲んでしまうと、飲み物からカロリーと糖質を摂り過ぎてしまうため、ダイエット中は80~100kcalを目安にするとよいでしょう。
また糖質は10g以下のものが、間食に適しています。なぜなら糖質10g以下の間食にすることで、インスリンの過剰分泌(※)を防げるからです。
(※)糖質の摂りすぎはインスリンの過剰分泌を促し、その結果体に脂肪が蓄積されやすくなる
つまり、ダイエット中に適したカロリーと糖質に抑えるためには、ジンジャーエールですと100mlまでなら条件をクリアします。
したがってジンジャーエールは小さめのコップ1杯まで、他の間食を食べる時にはジンジャーエールは飲まないなど工夫しながら楽しんでくださいね。
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ダイエットジンジャーエールのカロリーと糖質
ダイエットに励む方向けのジンジャーエールとして、カロリーや糖質を控えた商品も販売されています。
缶とペットボトル飲料として市販されている2種類のジンジャーエールをご紹介しますので、参考にしてください。
※100gあたり | カロリー(kcal) | 糖質(g) |
カナダドライ ダイエットジンジャーエール(コカ・コーラジャパン) | 0 | 0.0 |
ジンジャーエールライト(トップバリュ) | 1 | 0.0 |
「カナダドライ ダイエットジンジャーエール」「ジンジャーエールライト」は低カロリー低糖質に作られています。
とくに、ジンジャーエールライトはプライベート商品なので、リーズナブルな価格で販売されている点がメリットです。
糖質ゼロのジンジャーエールはあるのか
先ほどご紹介したように、糖質ゼロのジンジャーエールも市販されています。甘さ控えめではありますが、甘味料は使用されているのでまったく甘くない飲料ではないようです。
ジンジャーエールに含まれる栄養
ジンジャーエールは本来、生姜の根茎から抽出されたものを使用した炭酸飲料です。
そのため生姜に含まれる栄養素を摂取できますが、市販のジンジャーエールには生姜が入っていない生姜風味の炭酸飲料もあります。
商品パッケージの原材料欄に生姜の記載がなく、カロリーが100mlあたり40kcal前後あれば含まれる栄養はほぼ糖質でしょう。
糖質は私たちの主要なエネルギー源となるので、不足すると脳や神経への栄養が行き届かなくなります。しかし糖質は摂りすぎると、糖尿病などの生活習慣病や肥満の原因となりますので注意が必要です。
一方で生姜を使用しているジンジャーエールには、ショウガオールが含まれます。ショウガオールは生姜の成分の中でもとくに注目される辛味成分の1種で、消化促進、殺菌作用などを持っています。
ただし、市販のジンジャーエールにどのくらいショウガオールが含まれているのかはわからないので、過度な期待は避けましょう。
自家製ジンジャーエールのレシピをご紹介
最後に自家製ジンジャーエールの作り方をご紹介します。生姜をたっぷり使ったジンジャーシロップも手作りしていますので、生姜に含まれる栄養も摂れますよ。
もちろんジンジャーシロップはカクテルにも使用できますので、気になる方はお試しください。
ジンジャーシロップ
・生姜 100g
・ラカント 100g
・水 200cc
・レモン汁 大さじ2ジンジャーエール
・ジンジャーシロップ 大さじ2
・無糖炭酸水 150ml
・氷 適量【材料~2人分】
・エリンギ 1本
・エノキ 1袋
・まいたけ 1袋
【作り方】
ジンジャーシロップ
①生姜を皮付きのまま薄切りにする。
②鍋に①の生姜、ラカント、水を入れて火にかける。
③②が沸騰したら弱火にして15分煮る。
④鍋を火からおろし、レモン汁を加えて混ぜる。
⑤④をこしながら容器に移し、冷ましたら完成。
ジンジャーエール
①コップに氷とジンジャーシロップを入れる。
②①に炭酸水を注ぎ、軽く混ぜたら完成。
まとめ
以上、ジンジャーエールの糖質についてご紹介しました。
ジンジャーエールのカロリーや糖質はコーラに比べると低いですが、飲み過ぎれば太ります。
それゆえジンジャーエールはたまに楽しむ程度にして、飲む際もコップ1杯など目安を決めましょう。
市販のジンジャーエールには生姜が使用されていないこともあるので、生姜の栄養を補いたい方は自家製ジンジャーエールを作ってみるのもオススメです。
それでは当記事が、あなたの健康維持の参考になれば幸いです。
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参考文献
WILKINSON STORY
CANADADRY BRAND HISTORY
文部科学省 食品成分データベース
独立行政法人 農畜産業振興機構 しょうが