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牛タンはカロリー・脂質が高い~ダイエットの注意点やお肉博士のコメントも紹介

牛タンはカロリー・脂質が高い~ダイエットの注意点やお肉博士のコメントも紹介

当記事の執筆は、管理栄養士  佐藤久美が担当しました。
*シンクヘルスブログ監修・執筆者情報一覧はこちらをご覧ください

焼き肉の定番である「牛タン」。

肉の中でも、タンやホルモンなどは
「カロリーや脂質の量がどの程度なのかよくわからない」
「ダイエット中に食べてもよいものなの?」

と感じている方もいらっしゃるかもしれません。

実のところ、牛タンはカロリーと脂質がやや高めです。

そこで当記事では、具体的なカロリー&脂質量と合わせ、タンをダイエットや糖質制限中に食べるコツについてもご紹介していきます。

そして今回は、株式会社野村商店 取締役であり、お肉博士1級の小濱 弘さんからのコメントも大公開!ぜひ最後までお付き合いください。

牛タンのカロリーと脂質

牛タンのカロリーと脂質

牛タンは100g(焼き肉用のもの5枚程度)あたり318kcal、脂質31.8gで、カロリーと脂質が高めです。

参考までに、ほかの部位の牛肉と比べてみましょう。

部位カロリー脂質
タン318kcal31.8g
もも肉(脂身付き)196kcal13.3g
ヒレ肉177kcal11.2g
バラ肉381kcal39.4g
※100gあたり

脂質の多いバラ肉よりはカロリー、脂質が低いものの、赤身の肉と比べると高めであるとわかりますね。

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1枚あたりのカロリーと脂質

焼き肉用の牛タン1枚は約20g程度ですから、64kcal、脂質6.4gとなります。

これは卵1個分のカロリー、脂質(71kcal、脂質5.1g)と同程度です。

赤身肉のような見た目の牛タン、予想よりもカロリーや脂質が高かったと感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。

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アメリカ産の牛タンだとどうか

牛タンのカロリーや脂質は、産地によって大きな差がないようです。

では産地によって味わいは異なるのでしょうか?お肉博士1級をお持ちの株式会社野村商店 取締役 小濱弘さんにお話を伺いました。

 

一般的にはアメリカ産の牛タンは味が濃くオーストラリア産はあっさりとしているため、食べ比べてみるのもよいでしょう。

最近ではカナダ、ポーランド、スペインなどからの輸入品も出回っているので一度味わってみてはいかがでしょうか?

豚タンはどう?

豚タンは100gあたり205kcal、脂質16.3gです。

つまり、牛タンと比べカロリーは2/3、脂質は1/2ほどであるとわかります。

脂が少ない豚タンは、牛タンよりあっさりとした味わいが楽しめます。

カロリーが気になるけれどタンが食べたいと感じるときには、牛タンを豚タンに変えてみるものよいかもしれませんね。

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ダイエット中に牛タンを食べる際の注意点

牛タンの焼肉

ダイエット中に牛タンを食べるときは、下記の3つに注意しましょう。

・食べる量
・付け合わせ
・味付け

お伝えしているように牛タンは脂質が多く、高カロリーな食材です。

したがって牛タンばかりたくさん食べるのではなく、適量をほかの料理と一緒に楽しみましょう。

また牛タンを食べると「ついご飯が進んでしまう」こともあるかもしれません。

しかし、ダイエット中はご飯の食べすぎにも気を付けたいところ。

食べたい気持ちをグッと抑えてご飯は1人前、野菜料理を一緒に食べるとよいですね。

また牛タン自体も油を使って炒める、揚げるなどの調理法は避け、シンプルにグリルで焼いて、塩やレモンで味付けすると最低限のカロリーで楽しめますよ。

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焼き肉のタン塩(ネギたれ)はNG?

もちろん、ダイエット中でも焼き肉のタン塩(ネギだれ)は楽しめます

焼き肉のタン塩は余分な脂が落ちるので、フライパンで調理するよりもカロリーや脂質が減るでしょう。

そして、ネギだれ自体も少量であればダイエット中も特段の心配はありません。

そうはいってもタン塩を食べすぎないよう注意し、サラダやナムル、スープなど野菜も忘れずに摂取してくださいね。

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牛タン定食はダイエット向きか

牛タン定食

牛タン定食は、カロリーや脂質が多いのでダイエット向きのメニューとはいえません

さらに牛タンそのものの糖質は低いですが、セットのご飯には糖質が含まれます。

そして、定食のご飯は多めに盛られていることもあるでしょう。

糖質を摂りすぎると食後の血糖値が急上昇し、それに伴いインスリン(血糖値を下げるホルモン)が大量に分泌されます。

実のところインスリンには、余分な糖を中性脂肪に変えて体内に蓄える働きもあるのです。

したがってダイエット中に牛タン定食を食べるときには、ご飯を少なめにしてもらうなどご自身に適した量に調節できるとよいですね。

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牛タンは糖質制限に向いている?

牛タン100gあたりの糖質は0.2gと非常に少ないため、糖質制限に適しています

ただし、焼肉のたれなど合わせる調味料によっては糖質が増えますので注意しましょう。

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牛タンは体に悪い?

牛タンは体に悪い?

牛タンが体に悪いと噂されることもあるようですが、そのようなデータはとくに見当たりませんでした

ただし、どんなものでも食べすぎはよくありません。

牛タンも適量を楽しんでいただければと思います。

まとめ

牛タンは100g(焼き肉用のもの5枚程度)あたり318kcal、脂質31.8gと、カロリーや脂質の高い食材です。

したがってダイエット中に食べるときには、下記の3点に注意しましょう。

・食べる量:1人前など適量に留める
・付け合わせ:ご飯は控えめに、野菜のおかずを意識して摂る
・味付け:シンプルなものが好ましい、油を使った調理は避ける

それでは当記事を参考に、適度に牛タンを楽しんでいただければ幸いです。

なお、弊社の開発する無料アプリ・シンクヘルスでは体重・カロリー&糖質を含む、食事・血糖値などの記録がカンタンにできます。日々の健康管理でぜひ活用してみてください。

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参考文献
文部科学省 食品成分データベース

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監修者

小濱 弘さん

​​株式会社野村商店 取締役

SQFプラクティショナー・お肉博士1級・第一衛生管理者・上級食育アドバイザー

野村商店は、人気のブランド肉や野村商店オリジナルブランド肉に加え、地域のブランド肉や輸入肉、内臓肉など幅広いお肉を提供しています。

長年培ってきたノウハウに加え、最近世界で注目されている氷温技術を活用することで、「安心・安全・安定」をモットーに高品質の食肉をお届けしている長年続く老舗のお肉屋さんです。

URL:https://nomurashoten.jp/

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