糖尿病と遺伝の関係性〜ポイントをシンプルに解説〜
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「遺伝する病気があると聞いたことがあるけれど、糖尿病はどうなんだろう」と考えたことはありませんか?
そこで本記事では、糖尿病と遺伝の関係について、わかりやすく解説していきます。
シンプルにまとめていますので、最後までお付き合いください。
目次
【父親または母親が糖尿病】自身に遺伝する可能性は?
両親のどちらか、もしくはどちらも糖尿病だった場合、自分自身が遺伝して糖尿病になる可能性はあります。
なお糖尿病には1型と2型があるため、それぞれについてお話しいたします。
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1型糖尿病の場合
現在の医学でははっきりわかっていないというのが正解ですが、1型糖尿病は遺伝子が強く影響しているのではないかと考えられています。
そのため、父親や母親といった近い親戚に1型糖尿病の人がいるという場合は、糖尿病について知っておくことが大切かもしれませんね。
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2型糖尿病の場合
2型糖尿病は、遺伝に関する原因と生活習慣などに関する原因があるといわれています。
なお遺伝とは少し違いますが、食べすぎや運動不足といった生活習慣は2型糖尿病になる可能性を高くします。このような生活習慣のある家庭では、家族の中で糖尿病になる人が増える可能性が高くなることがあります。そこで、家族みんなで生活習慣について気を付けるとよいでしょう。
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糖尿病が遺伝する割合
2型糖尿病は生活習慣が大きく影響するので、遺伝する割合をはっきりお伝えすることは難しいです。
ただし、以前の調査で2型糖尿病の兄弟や姉妹がいる人は2~3倍、父親・母親が2型糖尿病である人は3~4倍ほど糖尿病になりやすいといわれています。
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糖尿病を予防するには
運動療法や食事療法は糖尿病の治療というイメージがあるかもしれませんが、糖尿病の予防にも大切です。
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運動療法
運動療法の基本は、散歩・ジョギング・水泳といった有酸素運動を中心に、筋トレのような無酸素運動を組み合わせて行うことが効果的といわれています。
ただし、無理は禁物です。毎日続けられるように、適度な運動を心がけましょう。また、心臓などに病気を抱えている場合は運動療法をしない方がよいこともありますので、心配な方は主治医に相談してみてもよいかもしれません。
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食事療法
「血糖値を下げたり痩せたりするためには、炭水化物を抜けばよいのではないか」と思うかもしれません。
しかし無理に食事の量を減らしたりバランスの悪い食事をとったりすることは、逆に血糖値のコントロールを悪化させてしまうことがあります。
そこでもし悩んだら、まずは食事にサラダを添えたり一品おかずを増やしたりしながら、野菜や海藻、きのこに含まれる食物繊維(※)を取り入れる工夫から始めることもおすすめです。
(※)食物繊維は血糖値の急上昇を抑える働きが期待できる栄養素
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まとめ
それでは本日のまとめです。
・2型糖尿病は、遺伝だけでなく糖尿病になりやすい生活習慣を一緒に送ることも影響する
・糖尿病を予防するためには、食事療法と運動療法が大切
以上です。
糖尿病と遺伝の関係は明らかになっていないことも多いですが、本記事が参考になりましたら幸いです。
なお、弊社の開発する無料アプリ・シンクヘルスでは血糖値・体重・血圧などの記録がカンタンにできます。日々の血糖コントロールにぜひ活用してみてくださいね。
参考文献
国立国際医療研究センター糖尿病センター 家族や大切な方が糖尿病といわれたら
一般社団法人日本内分泌学会 2型糖尿病
医療情報科学研究所 病気がみえるvol.3 糖尿病・代謝・内分泌第5版,メディックメディア,43-45