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糖尿病でもカロリー&糖質高めな肉まんを食べられるのか

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糖尿病でもカロリー&糖質高めな肉まんを食べられるのか

当記事の執筆は、管理栄養士 松原知香が担当しました。
*シンクヘルスブログ監修・執筆者情報一覧はこちらをご覧ください

今や冬の国民食ともいえる肉まん。コンビニで見かけるとつい買ってしまいますよね。

しかし肉まんはカロリーと糖質がともに高く、糖尿病の方は食べるのに躊躇するかもしれません。

そこで今回は、糖尿病の方が肉まんを食べられるのか、どの程度なら食べてもいいのかをお伝えいたします。ぜひ最後までお付き合いください。

糖尿病の方が肉まんを食べるのはNG?

糖尿病の方が肉まんを食べるのはNG?

いいえ、糖尿病の方でも肉まんは食べられます。

そもそも、糖尿病になったからといって食べてはいけないものはないのです。

ただし、食べる量が多いと血糖値が急激に上がり、血糖コントロールが悪くなってしまう可能性もあります。食べすぎには要注意ですよ。

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肉まんのカロリー&糖質が高い原因

肉まん1個(約95g)のカロリーは230kcal、糖質は38.2gと同じ量のごはんよりカロリー、糖質ともに高めです。

肉まんごはん
カロリー230kcal148kcal
糖質38.2g36.2g

*95gあたり

ではなぜそんなにカロリーと糖質が高いのか、原因は2つあります。

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原因①皮に使う小麦粉

原因その1 皮に使う小麦粉

まず糖質が高い要因はです。

肉まんをはじめ、中華まんを作る際には小麦粉から皮を作ります。そこへ砂糖を加えているので、糖質はさらに上がってしまうのです。

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原因②餡に使う豚ひき肉

ジューシーな肉まんの餡を作る際には豚ひき肉が使われますが、豚ひき肉は脂質が多いためカロリーも高めです。さらに追加でゴマ油を加えているため、よりカロリーは高くなってしまいます。

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「おやつ」に肉まんは避けよう

「おやつ」に肉まんは避けよう

糖尿病の方が、1日3食の食事にプラスしておやつで肉まんを食べるのはNGです。

糖尿病の方は血糖コントロールや肥満防止のため、一人ひとりに合わせた摂取カロリーや糖質量を抑える必要があります。

高カロリーで糖質量も多い肉まんをおやつに食べると、人によっては1食分の食事を抜かなければいけないことになります。

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食べるなら1食分の食事に置き換えるのがオススメ

もし肉まんを食べるなら、1食分の食事に置き換えて食べるのがよいでしょう。

しかし、肉まんに含まれる栄養素は、皮の炭水化物(糖質)、餡のたんぱく質と脂質が主にあげられ、ビタミンやミネラルが不足しています。

コンビニで買うなら、サラダや具材たっぷりのスープを合わせるとバランスがとれますよ。

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どれくらいなら食べてもいいの?

1日に摂取するカロリーや糖質量は個人差があるため一概にはいえませんが、ごはんに置き換えて食べるなら1日1個までがよいです。

ただし、これは1個あたり95g程度の肉まんの場合です。

中華街などで売られている肉まんはサイズが大きく、カロリーも糖質もより高いので1個食べてしまうとカロリーや糖質の摂りすぎになってしまいます。

できれば小さめの肉まんを選んだり、大きめなら半分までなどと決めてから食べるようにしましょう。

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まとめ

寒い季節におやつとして食べたい肉まんですが、皮には糖質、餡は脂質が多くカロリーが高いので、糖尿病の方がおやつとして食べるのはオススメできません。

糖尿病の方が肉まんを食べるなら、食事に置き換えて食べるとよいでしょう。

その際、肉まんだけではビタミンやミネラルが不足してしまうので、サラダやスープを合わせるとバランスがよくなります。

食べる量の目安としては、個人差がありますが1日1個まで、中華街などで売られている大きめの肉まんは1/2個までとすると、カロリーや糖質の摂りすぎを防げますよ。

それでは、当記事があなたの食事管理の参考になれば幸いです。

なお、弊社の開発する無料アプリ・シンクヘルスでは体重・カロリー&糖質を含む、食事・血糖値などの記録がカンタンにできます。日々の健康管理でぜひ活用してみてください。
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参考文献
文部科学省 食品データベース
厚生労働省 e-ヘルスネット

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