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サニーレタスの栄養とは?~リーフレタスとの違いやレシピも紹介~

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サニーレタスの栄養とは?~リーフレタスとの違いやレシピも紹介~

当記事の執筆は、管理栄養士  松原知香が担当しました。
*シンクヘルスブログ監修・執筆者情報一覧はこちらをご覧ください

サラダバーには必ずといっていいほど並んでいる「サニーレタス」。

ヘルシーで健康によさそうなサニーレタスですが、どんな栄養が含まれているのでしょうか。

今回は、サニーレタスの栄養や名前が似ているリーフレタスとの違いについて解説します。

彩りもよくボリュームもあるサニーレタスを使ったレシピもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

サニーレタスの栄養と効果

サニーレタスの栄養と効果

サニーレタスには、おもに

・食物繊維
・β-カロテン
・ビタミンC
・カリウム


が含まれています。それぞれの働きについてご紹介しましょう。

食物繊維が腸内環境を整える

食物繊維は、腸内の有害物を排出したり便通を促したりする働きにより、腸内環境を整えてくれます。

食物繊維には2つの種類があり、それぞれ特徴や働きが異なります。

水溶性食物繊維:水に溶けてゼリー状になる。腸内の有害物を付着し体外へ排出する。
不溶性食物繊維:水に溶けにくい。便のカサを増やして腸壁を刺激し、便通を促す。


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β-カロテンが美と健康をサポート

βーカロテンは強い抗酸化作用をもち、体に増え過ぎた活性酸素を除去する働きがあります。活性酸素は適量であれば私たちの体にとって有益なものですが、増え過ぎると老化の原因となり、健康や美容に悪影響を与えることも。

そのため、βーカロテンを継続的に摂取すると、若々しい体を保つことが期待できます。

また、β-カロテンは油と一緒に摂ると吸収率が上がるため、サラダにして食べる際はノンオイルドレッシングよりもオイルを使ったドレッシングがオススメです。

ビタミンCはコラーゲン生成に必須

ビタミンCはコラーゲンの生成に不可欠な栄養素で、ハリのある肌に必要な栄養素です。

また、鉄の吸収をよくするなど健康にも役立つ働きがあります。

カリウムが高めの血圧を予防

カリウムには、塩分に含まれるナトリウムを排出する働きがあり、血圧を下げ高血圧の予防が期待できます。

生の野菜やフルーツなどに多く含まれており、サラダで食べる機会の多いサニーレタスは、カリウムの摂取にピッタリな食材なのです。

サニーレタスはレタスより栄養が豊富?

サニーレタスはレタスより栄養が豊富?

同じ量のサニーレタスとレタスの栄養素を比較すると、サニーレタスの方が全体的に栄養素を多く含んでいます。

※100gあたり

サニーレタス

レタス(土耕栽培)

食物繊維

2.0g

1.1g

β-カロテン

2000μg

240μg

ビタミンC

17mg

5mg

カリウム

410mg

200mg


とくに先ほどご紹介した栄養素の中でも、βーカロテンは約10倍もの違いがあるのです。その他ビタミンCは約3倍、カリウムと食物繊維は約2倍も多く含みます。

リーフレタスやグリーンリーフとの違い

じつは、サニーレタスはリーフレタスの1種です。グリーンレタスも同様に、リーフレタスの仲間です。

リーフレタスとは非結球型のレタスで、通常私たちがレタスと呼ぶものは結球型になります。

栄養素を比較

食品成分表にはグリーンレタスに関する情報がなかったため、今回はリーフレタスとサニーレタスを比較します。

※100gあたり

サニーレタス

リーフレタス

食物繊維

2.0g

1.9g

β-カロテン

2000μg

2300μg

ビタミンC

17mg

21mg

カリウム

410mg

490mg


リーフレタスの方がやや多いという結果になりました。ただし、今回ご紹介しなかった鉄やカルシウムといった栄養素はサニーレタスの方が多く含まれるため、必ずしもサニーレタスの栄養素が少ないとは言えないでしょう。

それぞれの良さを活かして、日々の食事に取り入れるとよいですよ。

サニーレタスを食べ過ぎるとどうなるか

サニーレタスを食べ過ぎるとどうなるか

サニーレタスは100gあたりのカロリーが11kcalと低カロリーであるため、食べ過ぎて太ることはありません。

ただし、サラダで食べる際にドレッシングのかけすぎによりカロリーが上がり、結果太りやすくなってしまう可能性はあります。

ちなみに、ドレッシングのカロリーは以下の通りです。

※大さじ1(約15g)あたり

和風ドレッシング

ごまドレッシング

フレンチドレッシング

カロリー

27kcal

60kcal

49kcal


1人前のサラダにかけるドレッシングは約15gですが、コンビニなので売られている小分けのドレッシングは約25mlとやや多めに入っています。

そのため、コンビニで買ったサニーレタスのサラダを買った際は、ドレッシングを少し残すように心がけると余分なカロリーを摂らずにすみますよ。

1日の適正量

低カロリーなサニーレタスですが、全体の90%以上が水分でできているため、食べ過ぎると体が冷えてしまい、胃腸に負担がかかることも。

そのため、サニーレタスの適量は1日2~3枚程度にするとよいでしょう。

 

サニーレタスを使ったレシピ

サニーレタスを使ったレシピといえば、小さくちぎって皿に盛りつけたサラダが定番ですよね。

今回は、片手で食べられるラップサラダをご紹介します。

 

【サニーレタスのラップサラダ】

 

【材料~2人前~】
・サニーレタス     4枚
・大根         適量
・人参         適量
・ひじき(レトルト)  適量
・サラダチキン     1枚
・ミニトマト      お好み
・お好きなドレッシング 大さじ1杯


【作り方】

①サニーレタスを洗い水気をよく切る。
②大根、人参は細切りにし、ひじきは水気をよく切る。サラダチキンは1cm幅に切る。
③サニーレタスに②をのせてきつめに巻く。
④中心を斜め切りにして皿にミニトマトとともに盛りつけたら完成。

まとめ

サニーレタスには、

・食物繊維
・β-カロテン
・ビタミンC
・カリウム


などの栄養素が含まれており、その量はレタスと比べると豊富です。

またサニーレタスはリーフレタスの1種で、上記栄養素はリーフレタスの方が多く含まれている一方、鉄分やカルシウムはサニーレタスの方が豊富に含まれています。

彩りを楽しみながら、さまざまなレタスを食卓に取り入れてみてはいかがですか。

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参考文献
食品データベース
農林水産省 レタスの種類について教えてください。サンチュもレタスの一種ですか。

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