銀座有楽町内科は銀座駅徒歩1分、有楽町駅徒歩3分の立地に構える、糖尿病、高血圧、脂質異常など慢性疾患の診療を行っているクリニックです。糖尿病・生活習慣病外来では、健康診断や特定健診、メタボ健診等の再検査・精査も行っています。
院長の山村聡先生は糖尿病診療や患者さんの体重管理に、弊社が開発した患者向けアプリの「シンクヘルス」を取り入れています。
血糖値だけでなく体重管理にも活用中
当院には健康診断で異常値が出た方が来院されるケースが多く、薬物療法の必要があるかどうかのボーダーライン上にいるような患者さんも多くいらっしゃいます。そうした方は食事などの生活習慣の改善や、体重の減量が重要になってきます。
シンクヘルスは血糖値管理にも使えますが、当院では患者さんの体重管理にも重宝していますね。血糖値だけでなく、患者さんと一緒に数字の変化を見ながら体重管理を行うのに、シンクヘルスはとても適しています。
アプリの導入は看護師がサポートし、スムーズな診療を妨げません
初診の患者さんは、問診票記入後に身体測定を行うのですが、その場面で看護師から「クリニックとつながるアプリで体重管理していくので、予めダウンロードをお願いします」と、ひと言ご案内をしておきます。
患者さんは診察前にアプリをダウンロードし、スタッフから入力方法の説明まで完了しているため、診察時間を無駄にすることはありません。
シンクヘルスを使うことで患者さんの生活習慣にも変化が
患者さんがアプリで体重を入力すると、診察室内のPCにも同時に表示されることを一緒に確認します。こうすることで、患者さんは「自分がアプリで日々入力する数値は、先生に見られているんだ」という感覚を持ち、生活習慣改善に向けてに少し緊張感が出てきます。
肥満学会が推奨している3%の減量目標は、シンクヘルスで管理を始めることで概ね達成できており、きちんと測定値を入力している人の方が、より数値が改善している印象です。
「紙の血糖手帳よりも、詳細なデータが把握でき診療に役立ちます」
今までの紙の血糖手帳では、低血糖の回数や300mg/dLを超える高血糖など、大きい変化の部分しか把握しきれていなかったと思います。ざっくりした感覚に頼って診察していた面も否めません。
シンクヘルスを使うことによって、患者さんの測定値のデータを正確に把握できることが可能となり、期間ごとの最高血糖値、最低血糖値、平均値を出すことができるのは非常に有用です。その結果、前回の診察からどのように変化しているのかを患者さんに客観的に表示して診察することができ、治療の効果判定や見直しにもとても役立っています。
「低血糖を防ぎながら、血糖コントロールしていく」
シンクヘルスで患者さんと連携すると、血糖値データもクラウド上で管理できます。当院はFreeStyleリブレを使っている患者さんも多く、FreeStyleリブレLinkアプリとシンクヘルスを併用いただいています。
新型コロナウイルスの影響で受診を控えていた患者さんもいましたが、シンクヘルスのデータをもとに遠隔診療でインスリンの調整を行うことができました。
また、昨年から当院かかりつけとなった患者さんは、低血糖昏睡での搬送歴が多い高齢の患者さんでしたが、FreeStyleリブレを付けて、シンクヘルスを活用しながらインスリンのタイトレーションを行うようになってからは低血糖昏睡を起こすことなく穏やかに過ごされています。
「遠隔でインスリンのタイトレーションが可能」
シンクヘルスとFreeStyleリブレを併用してCGMとインスリンのデータをオンラインで把握し、インスリンのタイトレーションをしていくことで、低血糖を防ぎつつ血糖変動幅を小さくしていくことができています。