ともながクリニックは新宿駅徒歩2分、新宿三丁目駅直結の立地に構える糖尿病専門クリニックです。院長の朝長 修先生は、大学病院の糖尿病センターで長年勤務された経験をもち、大学病院に負けない専門的な治療を行うスタッフと環境が揃ったクリニックです。
ともながクリニックでは早くから、PHR(Personal Health Record)を取り入れた治療を行っています。
糖尿病診療にPHRを導入された理由はなんでしょうか?
『患者さんに自己管理のきっかけ作りをしたかった』というのが理由です。患者さんがPHRアプリで測定値を入力することで、今まで気付かなかった少しの変化にも患者さん自身が気付いて、治療に対するモチベーションが上がるきっかけになります。
それだけでなく、患者さんと病院とがアプリ上でつながっているため、自然と患者さんの自己管理の意識が高まります。患者さんが自分で測り、記録するだけでなく、その内容を医師が見ていると思うと、自己管理がうまくできるという側面があると考えています。
そういった理由から、当院ではPHRを登録している患者さんが400名程度おり、全体の約2割の患者さんが登録しています。新宿という土地柄、患者さんの年齢層が平均的に若いため、アプリでの測定値の記録が受け入れられやすいのだと思います。
「PHRは今の時代に合っていると思います」
測定値を紙に記入するというやり方は、やはり古いのではないかと思います。
実際、患者さんの中には血糖測定のノートを忘れて来院されたり、ノートに測定した際の血液が付着していたりすることもあります。正確に患者さんの血糖値を把握するにあたって、日々患者さんがアプリで入力するというのは今の時代にもあっているのではないかと。
また、医療機関で患者さんのデータを正確に把握することと同じように大切なのは、患者さんが測定値を自分自身で振り返ることだと考えています。
「SMBGをしている患者には積極的にシンクヘルスアプリを案内」
シンクヘルスは日々血糖測定を行っている患者さんや、インスリンを打っている患者さんに積極的にご案内しています。
シンクヘルスは、インスリンの投与時刻や血糖測定が「食前の数値なのか、食後の数値なのか」もひと目でわかるデザインなので、きめ細かく患者さんの状況を把握できるのが良いです。
「診察室に着いたらまずシンクヘルスにログインする」
朝、診察室に着いたらPHRの画面にログインして、患者さんの画面をすぐに出せるようにしています。そうすることで時間のロスも少なく、診療にあたることができます。