シンクヘルス株式会社はデジタルの力で日本の健康課題をサポートしていくという思いのもと、生活習慣病管理アプリ「シンクヘルス」の展開を主軸とし、その他にも医療の場における新しい取り組みへのチャレンジを続けています。今回は、第一三共からシンクヘルスに入社し、事業開発を担当している佐田にインタビュー。シンクヘルスに興味を持ったきっかけから健康に関わる仕事への想いなどを伺いました。
新卒でMRとして活躍。
コロナがきっかけでキャリアを見つめ直すように
これまでの経歴について教えてください。
私は立命館大学のスポーツ健康科学部を卒業した後、大手製薬会社にMRとして就職をしました。元々自分の体が弱かったこともあり、健康に興味を持っていて就活も健康に携われるスポーツメーカーや製薬会社に絞って行っていました。入社した製薬会社は、当時の外部調査でMR評価No.1を複数年連続で獲得していました。その環境で働くことで、高い営業力が身に付くのではと考え入社を決意しました。4年ほど勤務した後、2022年1月からシンクヘルスに入社をし現在に至ります。
前職ではどのような仕事をしていましたか?
北海道の函館営業所に配属され、主に病院やクリニックのお医者様に対して自社の医薬品に対する情報提供などを行っていました。北海道という地域ならではですが、担当エリアが約100kmほどと東京と静岡くらいまであって、クリニックに訪問しては長距離を運転して次のクリニックへ、そしてまた長距離運転して次のクリニックへ…とほぼ運転しかしていない時もありました(笑)。
転職をしようと思ったきっかけについて教えてください。
大きく2つあります。1つはより裁量を持って仕事をしたいと思うようになったことです。MRという医薬品を扱う仕事の特性上、どうしてもできることが限られてしまうことが悩みでした。もっとこうした方がいいのではと思い新しい提案をしてもルールの関係上通らなかったりということもあり、自分の引き出しが広がっていかないことに段々と不安を覚えるようになりました。そこに重なったのがコロナによる営業活動の停止です。当時、担当していたエリアの中には僻地医療も含まれていました、厳しい現実を目の当たりにし、もっとデジタルが医療に浸透すれば、医療従事者は働きやすく、患者さんはより質の高い治療を受けることに繋がるのではと考えるようになりました。
その結果、デジタル×医療に関わることができる会社への転職を決意しました。
海外×医療×スタートアップに
可能性を感じ入社を決意
シンクヘルスはどのように知りましたか?
転職活動をしていく中で、エージェントの方から紹介を受けた会社の1つがシンクヘルスでした。転職活動も新卒時と同じようにヘルスケア業界に絞って行っていたのですが、それ以上特に絞ってはいませんでした。しかし、裁量を持って仕事をしたいという軸を意識した時に、スタートアップ企業で働くことにも関心が向くようになっていました。そんな時にスタートアップであるシンクヘルスを紹介してもらい、選考を受けようと思いました。
シンクヘルスへの入社を決断した決め手について教えてください。
シンクヘルスの行っていることが自分のやりたいことにぴったりで、今あるスキルを活かしながら新しいことにチャレンジしていけると感じたからです。実はシンクヘルス以外の会社からもいくつか内定はいただいていたのですが、どれもMRと似たような仕事内容でした。そのため経験を活かすことはできても広げることは難しいのではと感じていました。一方シンクヘルスは事業開発という職種でこれまでの知識や経験を活かしながら新規事業の企画や開発を行うという新しい領域の仕事だったので、より自分のスキルアップにも繋がると感じました。 また、将来的に海外で働くことにも関心があったのでシンクヘルスが台湾発の企業で、英語を使ったやりとりもあると聞き「日本にいながら海外企業で働ける」という珍しい経験を積めることに魅力を感じ入社を決めました。
入社半年で2つの事業開発を担い、
会社の核を担う存在に
現在のお仕事について教えてください。
今は大きく2つのプロジェクトの企画開発を担当しています。1つはフランスの製薬メーカーサノフィ社と連携し、主にインスリン療法を受けている患者様向けのデジタルデバイスの開発、もう1つが健康保険組合に活用してもらうための糖尿病重症化防止プログラムの開発です。健康保険組合のプロジェクトは、立ち上げから携わっています。そのため、顧客の獲得だけでなく、サービスの構築やパンフレットの作成、サービスの提供プロセスの構築など、幅広く携わっています。
入社して半年で幅広い業務をされていますが、入社前とのギャップはありましたか?
MRの仕事だけでなく、新しいことにチャレンジしたいと思い入社しましたが、正直なところ、ここまで新しいことを入社してすぐにするとは思っていませんでした(笑)。
3ヶ月の使用期間中は学会の運営や企画など、これまでMRとしての経験を活かせる仕事をしていましたが、プロジェクトの立ち上げなどなど全くの未経験だったので最初は戸惑うことも多くありました。
では、未経験の業務を行うことが入社してから一番大変でしたか?
一番大変だったのは英語です(笑)。台湾本社のメンバーはもちろん、提携会社のサノフィーもフランスの企業なので、想像以上に英語を使ってやりとりしなければいけない場面が多くて大変です。海外で働くことに憧れはあったものの、英語を話せるわけではなかったので、海外メンバーとのオンラインミーティングで何を話しているか分からなくて何度も録音を聞き直したりもしました。ですが「ビジネス英語をいきなり実践で学べてる!」と思うと、とてもいい経験を積ませてもらってると感じ、休みの日でも英語を勉強するようになりました。
やりがいを感じる瞬間を教えてください。
入社後のギャップに直結するのですが、自分でサービスを0から作っていることにやりがいを感じます。どちらのプロジェクトも前例がなく、他社は誰もやったことがないことなので壁も多いですが、新しいことにチャレンジできていることがとても楽しいです。特に自分の関わっているプロジェクトが新聞に載った時はとても感動しました。自分が会社の事業を動かしている実感が湧いてモチベーションになり、前職ではできなかった経験を積めていると感じています。
今後の目標や身につけたいスキルがあれば聞かせてください。
今取り組んでいる健康保険組合の事業は既存企業から市場を取り切りたいと思っています。この分野は10年以上前から参入している企業も多く、弊社は完全に後発組ではありますが、シンクヘルスだからこそ提供できるサービスの魅力を訴求し、業界No.1カンパニーになりたいです。身につけたいスキルとしては、統計学を身につけたくて勉強をしています。事業開発では数字が重要で、提案する時も数字を扱えるかどうかで説得力が大きく変わると学んだので、統計学で数字を扱うスキルを身につけ、より正確なプロダクト開発ができるようになりたいです。
前例のない未知の領域を楽しみながら
開拓していける人と一緒に働きたい
どんな人がシンクヘルスに向いていると思いますか?
「ジャングルに落とされても自力で生きていける人」ですかね(笑)。具体的には受け身ではなく、自分で必要な情報を仕入れた上で行動できること、大変な状況でもポジティブでいられることが大事だと思います。シンクヘルスは前例のないことに取り組むことが多く、社内に情報がないということもよくあります。なので、教えてもらうことを待つよりも、自分で調べて挑戦してみるタイプの方が向いていると思います。挑戦してうまくいかなかったとしても、誰も責めませんし、どうしたら成功するかを一緒に考えるといった文化がシンクヘルスにはあるので、臆さずにチャレンジしていけると思います。また、業務の中で英語を使う場面もたくさんあります。英語ができないから落ち込むのではなく、無料で英語学べてラッキー!くらいのポジティブさがある人の方が仕事を楽しんでいけると思います。
最後に今後シンクヘルスに入社したいと考えている人へのメッセージをお願いします。
シンクヘルスは医療業界を変えたいという思いのもと、メンバー1人1人が信念を持って働いています。また、台湾発のグローバル企業なので海外志向のある方にとっても魅力的な環境です。周りがやっていないことをやっていきたいというハングリー精神のある方、裁量を持って働きたいという方にはぴったりの会社だと思うので、興味がある方はぜひオフィスに遊びにきてもらえたらうれしいです!