実はお肌に嬉しい?びわの栄養成分と美容効果!効能を逃さない食べ方から種・葉の注意点まで解説

当記事の執筆は、管理栄養士 佐藤久美が担当しました。
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ジューシーな果肉と、さっぱりとした甘さが特徴のびわ。
でも、びわの魅力はそれだけではありません。
実のところ、びわには生活習慣病の予防に役立つ栄養素がたっぷりと詰まっているのです。
今回は、びわにどのような栄養が含まれるのか、どのような効能があるのか詳しく解説していきます。
びわの美味しい食べ方も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
びわの栄養と効能

びわには、オレンジ色の色素となるβ-カロテンやβ-クリプトキサンチンをはじめ、健康維持に役立つ栄養素がたっぷりと詰まっています。
さっそく見ていきましょう。
抗酸化力の高いβ-カロテン
びわには、β-カロテンが豊富に含まれます。
β-カロテンは抗酸化力が高いため、活性酸素の発生を抑えたり取り除いたりする働きが期待されます。
活性酸素は私たちの体内に常に存在するものですが、過剰になると細胞を傷付け、動脈硬化を進めたり免疫機能を低下させたりする物質です。
活性酸素は加齢とともに増加しやすいため、びわも活用しながら美味しくβ-カロテンを補いましょう。
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生活習慣病予防に役立つβ-クリプトキサンチン

β-クリプトキサンチンは、生活習慣病予防に役立つと注目されている成分です。
びわのほかにも、みかんや柿などに含まれます。
なお、β-クリプトキサンチンをよく摂取しており、血液中のβ-クリプトキサンチン濃度が高いと下記の発症リスクが優位に低くなるとの報告があります。(※)
・脂質異常症(高中性脂肪血症)
・肝機能異常(血中高ALT値)
・2型糖尿病
生活習慣病予防のために甘い菓子を我慢しているとき、代わりにびわを食べてみてはいかがでしょうか?
(※)農林水産省 果物と健康
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高血圧予防に欠かせないカリウム
びわには、高血圧予防に欠かせないカリウムも含まれます。
高血圧予防といえば、減塩をイメージする方が多いでしょう。
カリウムは、体内の余計な塩分を排出する働きがあります。
そのため、塩分を控えるとともにカリウムを摂取すると高血圧予防の効果がより高まるのです。
ただし、カリウムは水に溶けやすい性質を持つため、缶詰などシロップ漬けにされているびわではその量が半分以下になります。
カリウムの効果を期待するときには、生のびわを楽しむとよいですね。
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びわの葉にも栄養はあるのか

びわの葉には、クロロゲン酸というポリフェノールが豊富です。
このクロロゲン酸の働きを活かして作られた混合発酵茶葉(びわ葉+緑茶の茶葉)には、血糖値の上昇抑制や脂質代謝改善の作用が見られます。(※)
(※)宮田裕次ら,ビワ葉と茶葉のコラボによる美味しく,機能性に優れた新規混合発酵茶,生物工学第93巻
種は危険って本当?
びわの種には、天然の有害物質であるシアン化合物が含まれます。
シアン化合物の一種であるアミグダリンは、一時期「ビタミンの一種」や「健康によい」と噂されていました。
しかし、シアン化合物を大量に摂取してしまうと健康を害するおそれがあるため、現在「健康によい」という噂は明確に否定されています。
びわの種子粉末食品のなかでも濃度が高いものは、小さじ1杯程度で健康に悪影響がないとされる量を超える可能性があるようです。
したがって農林水産省では「びわの種子粉末は食べないようにしましょう」と呼びかけています。
また、インターネット上にはびわの種子を活用したレシピが公開されていることもありますが、食べるときには注意が必要です。
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びわの食べ方

びわを美味しく食べるコツは、冷やしすぎないこと。
なぜなら、びわは常温の方が甘みを感じやすく、風味も豊かだからです。
また、びわはゴシゴシ洗うと傷みやすいので、食べる直前に軽くすすぐ程度にしましょう。
皮は手で剥けます。軸を持って、先端から軸に向かって剥くのがオススメです。
食べすぎるとどうなるのか
完熟したびわの実を食べる分には、シアン化合物による影響は心配いりません。
ただしびわは水分量の多い食べ物ですから、食べすぎによってお腹が緩くなることもあるでしょう。
体質にもよりますので、ご自身の体調に合わせてびわを楽しむとよいですね。
ちなみに、厚生労働省と農林水産省が提唱している「食事バランスガイド」では、果物は食べられる部位200gが1日の目安と示しています。
びわは1個50g程度で、種などを除いた食べられる部位は約35gです。
ゆえに、びわを食べるのは1日5〜6個が目安となるでしょう。
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まとめ
今回は、びわの栄養について解説しました。
びわには、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、カリウムなど生活習慣を予防する効果のある栄養素が含まれます。
「甘いものが食べたいな」と思ったときには、びわを味わってみてはいかがでしょうか?
生のびわは旬の時期しか出回らないため缶詰を利用するのもよいですが、その際はカリウムが半減していることを覚えておきましょう。
それでは当記事を参考に、びわを堪能しながら健康維持にお役立ていただけたら幸いです。
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参考文献
農林水産省 果物と健康
国立国会図書館デジタルコレクション ビワ葉と茶葉のコラボによる美味しく, 機能性に優れた新規混合発酵茶
千葉県 びわ|旬鮮図鑑
文部科学省 食品成分データベース
農林水産省 ビワの種子の粉末は食べないようにしましょう



